2018年08月29日
朝霧さん迎撃ミニオフ@山形
ひょんなことから昔の釣り仲間である朝霧さんと一緒に山形で釣りをすることになった。 間を取り持ってくれたのはPLAさん。 ともに二十余年の釣り仲間である。 釣行日は連日の雨の間、数少ない降らない日になり幸運だった。 朝霧さんの自宅と我が家は10㎞も離れていない。 車なら30分もあれば着いてしまう距離なのだが、最近は何故か山形寒河江のPLAさん宅でしか会っていないのは不思議。

早朝にPLAさん宅に集合し県北の渓へと駆り出す。 というのもこの日、珍しく降らない日ではあったが、県南や県央はかなりの雨が降っていて釣りにならない。 県北は先日の大雨でかなりダメージを受けているという状況ではあったが他に選択肢はなく、KY川に向かった。山道を登り始めると、沢ごとに凄い土砂崩れの跡、倒木と土石流の跡が無残に川の形を変えていた。

朝霧さんはもう20年近く渓流釣りをしていなかったので、まったく勘が戻らないという。 そこでまずは私が釣るということになり、釣り始めたのだが、なんと「う」を連釣してしまった。(仲間内でウグイのことを「う」と呼ぶ)
これは呪いだ、この川に20年以上来ているがこの場所でウグイを釣ったことなどなかったのに、と嘆く私を二人が笑う。まあ、それも楽しい釣りである。

朝霧さんは少しずつ勘を取り戻していくが、何しろ前回釣行までの流れとは全く変わってしまうほどの土石によって魚も居着き場所が定まっていない。 それに魚の反応もすこぶる薄い。 この川がこんな風に無反応になってしまうのは滅多にないことなのである。

唯一の堰堤に着いたがここでも反応はない。それだけではなく堰堤も上部が破壊されている。ここ数年、多少の石組みの落下は見られたが、なんだか一気に上部が欠けてしまったようだ。 堰堤下の深みもかなり埋まってしまっていた。

途中の沢(いつもここまで釣るのが普通になっている)で脱渓したが、この沢の流れも変わってしまったし、ボサの掛かった沢で幅も1mほどしかないものだったのに、何倍もの広さになって、大きな石がゴロゴロしていた。ここには登山道が通っており、それでも一跨ぎで越えられる程度だったのに、川筋の変化には驚きを隠せなかった。

渓を歩いて分かったのは、水流が大きく変わった場所は河畔林が小さめ。とはいっても樹齢数十年以上が殆どだが、水流が変わっていないのは写真の様なカツラの巨樹やサワグルミの巨木がある場所だった。 巨樹たちは激流と土石流に耐えて川の流れを守っていることがよくわかる。
久しぶりの釣友との楽しい時間を過ごせたことは珠玉の体験だった。魚の反応は良くなかったが、わいわい楽しく遡行することの楽しさは何よりも幸せなことである。
2018年8月29日釣行
早朝にPLAさん宅に集合し県北の渓へと駆り出す。 というのもこの日、珍しく降らない日ではあったが、県南や県央はかなりの雨が降っていて釣りにならない。 県北は先日の大雨でかなりダメージを受けているという状況ではあったが他に選択肢はなく、KY川に向かった。山道を登り始めると、沢ごとに凄い土砂崩れの跡、倒木と土石流の跡が無残に川の形を変えていた。

朝霧さんはもう20年近く渓流釣りをしていなかったので、まったく勘が戻らないという。 そこでまずは私が釣るということになり、釣り始めたのだが、なんと「う」を連釣してしまった。(仲間内でウグイのことを「う」と呼ぶ)
これは呪いだ、この川に20年以上来ているがこの場所でウグイを釣ったことなどなかったのに、と嘆く私を二人が笑う。まあ、それも楽しい釣りである。

朝霧さんは少しずつ勘を取り戻していくが、何しろ前回釣行までの流れとは全く変わってしまうほどの土石によって魚も居着き場所が定まっていない。 それに魚の反応もすこぶる薄い。 この川がこんな風に無反応になってしまうのは滅多にないことなのである。
唯一の堰堤に着いたがここでも反応はない。それだけではなく堰堤も上部が破壊されている。ここ数年、多少の石組みの落下は見られたが、なんだか一気に上部が欠けてしまったようだ。 堰堤下の深みもかなり埋まってしまっていた。
途中の沢(いつもここまで釣るのが普通になっている)で脱渓したが、この沢の流れも変わってしまったし、ボサの掛かった沢で幅も1mほどしかないものだったのに、何倍もの広さになって、大きな石がゴロゴロしていた。ここには登山道が通っており、それでも一跨ぎで越えられる程度だったのに、川筋の変化には驚きを隠せなかった。
渓を歩いて分かったのは、水流が大きく変わった場所は河畔林が小さめ。とはいっても樹齢数十年以上が殆どだが、水流が変わっていないのは写真の様なカツラの巨樹やサワグルミの巨木がある場所だった。 巨樹たちは激流と土石流に耐えて川の流れを守っていることがよくわかる。
久しぶりの釣友との楽しい時間を過ごせたことは珠玉の体験だった。魚の反応は良くなかったが、わいわい楽しく遡行することの楽しさは何よりも幸せなことである。
2018年8月29日釣行
Posted by nakano3 at 23:00│Comments(0)
│渓流釣り