朝日山系初めての沢

nakano3

2021年07月18日 22:27

コロナ禍山形釣行の最終日はPLAさんと一緒に朝日山系の初めての沢を釣ってみることにした。我々のホームリバーのすぐ近くにある未釣の沢で未知数なところがある。先日PLAさんが試し釣りをしてくれていて、そこそこ遊べたというので期待して入渓する。


入渓して間もなくPLAさんが最初の岩魚を掛ける。交代して私が先行するが、結構蜘蛛の巣が張っていてそれを取り除くのにいささか苦労した。それでも置賜の渓流ほどではないので、何とかなっていたが、なぜか私の毛鉤には岩魚が反応してくれない。


そうこうしているうち、またまたPLAさんがそこそこのサイズの岩魚を追加する。恒例の撮影をし始めた。PLAさん、ランディングネットで撮影した岩魚をそのまま水中に戻し、防水カメラで撮影したりするというちょっとマニアックなところがあったりする。私も一時やってみたがどうも面倒でいけない。


そんな私にもようやくまずまずの方の岩魚が出てくれた。初めての沢で釣るのは未知数なところがあるだけにうれしさも大きい。ただこの沢は1時間も釣り上がると徐々に藪になってくる。振り込みが難しくなり、パチンコ釣法(フライフィッシングではボー&アローという素敵な名前だがテンカラでは庶民的な名前が付いている)でボサ下を探るようになる。


途中開けたかと思ったら、ナメ滝が現れた。どうもこの沢は岩盤が多く、その間は岩魚が居着いていない。ナメ滝を過ぎると、藪はさらに濃くなってくる。PLAさんは「どこまで釣れるか詰めてみましょう」というので、そのまま細流を遡行しつつ釣るが、時折岩魚が掛かってくれるのでここいらにしましょうとはならない。


最後かなりの細流になった辺りでもまずまずの岩魚が出てくれた。しかも釣り人がほとんど入っていないようで、蜘蛛の巣は相変わらず難儀なものの岩魚は極めて素直に毛鉤に飛び出してくる。長年、存在を知ってはいても竿を出さなかったが、悪くない沢だという意見はPLAさんも同じだった。素敵な沢をまた見つけてくれたPLAさんに感謝である。

2021年7月17日(土)

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