東北釣行初日「置賜の沢」偵察

nakano3

2018年06月06日 19:18

今年の東北釣行第1回の初日は置賜の沢。 新しい高速道路が栗子峠を越えて便利になった。 おまけに無料区間という大サービス。 ただし無料になると制限速度以下でちんたら走る老人の車がどうしても入ってくるので、それほど時間短縮にはならなかった。

飯豊山塊が豁の奥に白い峰を見せている。 このスケール感は写真では表せないが、あえて山を主人公に露光を合わせてみた。HDRを使えばいいのだが、主役は山ということで・・・。

今回は偵察ということで釣行時間は3時間。 タニウツギが渓畔に咲き誇っている。 主に日本海側に多くみられ、春から初夏にかけてピンク色の花を無数につける。 しかし今年は水が少ない。 おまけに大水が出たらしく、川の流れが変わり、ポイントが埋まっている。 岩魚の付き場が少なくなってしまったようである。なかなか岩魚は毛鉤に出てくれない。

ようやく7寸弱の岩魚が出た。 そのあとも良型は出ない。 深いポイントがないので伏流か岩下に隠れているのだろう。 何とか2時間半で4尾を掛けたがどれも中小型だった。

釣行途中に営林署の方と立ち話。 林道の保全のために状態を調べているという。 ありがたい、頭が下がる。 マダニが増えているのと、スズメバチが出始めるので注意してくださいとのこと。 もちろん熊さんも出る。

林道わきに可憐なホウチャクソウが咲いていた。 ホウチャクソウの「ホウチャク」とは、五重塔の屋根の先っぽにぶら下がっている鐘の様な飾りのことで、それに似ているので名が付いた。

今回はラショウモンカズラも咲いていた。渓流沿いに春から晩春に咲く花。 関東の源氏由来にたびたび登場する渡辺綱が羅生門で切り落としたという鬼女の腕に見立てて付いた名前らしい。年と共に渓流釣りをしながら花鳥風月を愛でることが多くなった。とはいえ釣果は多少は欲しいというのが俗を離れられないところでもある。釣り終わって寒河江に向かって走る。 明日はPLAさんとの釣りである。

2018年6月6日 釣行

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