2018年初釣りは小菅川で

nakano3

2018年03月13日 19:13

今年も渓流釣りの解禁、弥生の釣行は時期尚早なのだが、4月並みの気温になるという予報につられて出陣してしまった。 行先は近場の小菅川。 個人的なつながりもあるのだが、何より家から近く高速料金もあまり掛からない。 それにうまくいけば上野原経由で2時間程度で釣り場に到着する。

鶴峠周辺には谷沿いの陰にわずかに雪が残っているが、気温はどんどん高くなる。 小菅に着いた頃には午前中にもかかわらず外気温は13度まで上がっていた。 漁協へ立ち寄り年券を購入する。 早速、禁漁支流玉川の出合から釣ることにした。

入渓して水温を測ると6度しかない。 これはドライは厳しいが、今日はテンカラの支度しかしていない。 多少沈めて誘うしかないかもしれないと思いつつ、釣り上がるとすぐに上流から下ってくる釣り人がいた。 ルアーマンである。 ダウンストリームで釣るのは自由だが、釣り上がる私にとっては迷惑な話である。 渓流釣りは基本釣り上がりなので、高速道路を逆走するのに似ている。

C&R区間は平日というのに釣り人がそこそこ入っている。 釣り人のいない白沢川へ行ってみたが、どうも川岸の土木工事をして川床を変えてしまっていて、流れまで砂利流れになってしまっていた。 源流大学周辺は水がきれいではないので、良型は居るがあまり釣りたくない。 仕方なく林道の源流に向かった。水温は変わらず6度。 水量は活性が高ければ言うことのない適水。 もしかしたら反応してくれるかもと、わずかな期待でドライフライを流すが無反応。 しばらく遡行しても無反応。 まだ深い溜まりに潜んでいるのだろうか。

ここで釣りのおじさんは黄昏て小休止。 おにぎりを頬張り、諦めないぞと気を取り直した。 こういう時期はやはり深い溜まりのある場所を狙おうと、流れの弱い水深のあるポイントを選んで毛鉤を流すと、ようやく1尾が毛鉤に反応した。 しかし食い損ねている。もう一度流すが二度は出ない。やはり渋い。

フトコロのある場所ばかり拾って毛鉤を投下しているとようやく20㎝程の山女魚が掛かってくれた。 初釣りの釣果はうれしい。 だいたい3月のドライフライは釣れないことの方が多い。 さすがにホッとした。

その後も毛鉤に反応した魚はもう1尾いたが、掛けることが出来なかった。 まだ動きがファジーで毛鉤に出ても咥えきれない様子。 間もなく石組み堰堤に着いたのでここで納竿することにした。 河畔林はまだ若芽も出ていないが、あと10日もすれば萌黄色の芽をいっせいに吹出すだろう。 その頃また来ることにしよう。

釣行日:2018/3/13 (火)

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