岩手県釣行第1日目

nakano3

2019年07月19日 22:36

今年も琥珀さんと釣りに行く。 2017年は下北半島奥地の脇野沢、2018年は岩手県北部の八幡平、今年はどうしましょうと相談したら三陸海岸方面にということになった。いつもは車で北上するのだが、今回は琥珀さんが迎えに来てくれるということで、盛岡まで函館新幹線はやぶさで向かった。



はやぶさ5号は東京駅8:20発だが盛岡には10:31に到着する。なんと2時間ちょっとで着いてしまうのだ。 私が仙台へ転勤になった1984年大宮から乗っていた東北新幹線が上野から乗れるようになった。当時は仙台までやまびこで2時間半くらいだったと思う。実際に乗車して300キロオーバーで走るのを確認した(携帯の地図でGPS速度計測が出来る)。 宇都宮を過ぎると最高320キロで疾走しているのに、静かで振動もない。新幹線おそるべしである。



盛岡駅周辺は渋滞するので別の駅で琥珀さんと待ち合わせる。 盛岡駅でいわて銀河鉄道に乗り換える。 この三セク鉄道はSuicaが使えない。久しぶりに切符を買う。 しばらくは新幹線と並走して北上する。かなり速度が出ている。120キロくらいだろう。景色が近いので新幹線以上にスピード感がある。厨川(くりやがわ)駅で降りると琥珀さんが待っていてくれた。

余談だが、いわて銀河鉄道の駅は若い女性が切符を切ったり回収したりしてくれるので驚いた。盛岡駅はまだしも、厨川駅でもそうだった。これはいい。 じいさんが窓口にいるよりも何倍も好感度が上がる。



北上川水系から区境峠を越えると三陸海岸の太平洋にそそぐ水系になる。 区境峠近くの道の駅で日釣り券を購入。 今回は両方の水系で釣りたいという私の希望を琥珀さんがかなえてくれた。 琥珀さんはかなりの頻度で釣りをしている。 フライ、テンカラ、岩手毛鉤釣りと同じフィールドで様々な方法をやっている。さすがである。



渓は里川、入渓点で車を置かせてもらうと農家のおばさんがいろいろと話しかけてくる。 都会では知らない人とは話さないが、田舎では知らない人でもみんな話しかければ喜んで話をしてくれる。 この方がよっぽど人間らしくていい。話をそこそこに切上げて、釣り始めると間もなく9寸の岩魚が出てくれた。 待望のアメマス系の岩魚である。 アメマス系の岩魚は朱色の斑点がない。 白(灰)色の大きめの斑点だけである。 まさに北海道のアメマスと同じ種類と言っても良いだろう。



里川のSKN川の反応が良くないので、琥珀さんが昔勤務していた江繋に転戦する。 住吉神社の境内に車を置かせてもらう。 琥珀さんがこの近くで勤務していたのは30年以上前らしい。 そこにいた地元の方と話をしていて、亡くなった方、まだ存命の方など、いろいろ聞いていてとても懐かしそうだった。

しばらく神社前の小国川でフライを投げる。 何度か尺ヤマメっぽい大きな魚影がフライを見に来たが、一度も掛かることはなかった。「夕方になれば掛かるかもしれない」と琥珀さんが言う。



琥珀さんと小国川のさらに上流に行ってみる。 私はこういう広い川はちょっと苦手で苦戦していたが、琥珀さんはいい山女魚をポンポンと釣りあげている。 何尾かをキープして宿で焼いてもらうことにした。



今夜の宿は琥珀さんおススメの横沢鉱泉。 部屋に入ると12畳ほどもあって、窓の外は川のせせらぎ、宿の人々はとても親切で居心地のいい宿だった。 二食付きで7,000円は安すぎる。 震災後しばらくは復興ボランティアや工事関係者が多数泊まっていたという。今は静かな山間の宿である。

明日は遠野で釣りたいと琥珀さんにお願いした。

釣行  2019年7月19日

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