PLAさんと置賜TK川へ

nakano3

2019年06月22日 23:41

山形の二日目はお茶屋さんの宗匠PLA氏との釣行。 毎年恒例である。 今回はまだ釣っていない川に行きたいとのPLAさんの要望から置賜のTK川に行くことにした。 PLAさんは夕方、茶舗に戻らねばらならない為半日の釣りである。 私の車は寒河江にデポしておいて、PLAさんの花々号でのんびりと朝日町から長井へと走る。 山形県の車窓はきれいな山と川、広がる田んぼの風景で心が洗われるようだ。



予定の川に着く。 流れに降りると、もっとも好みの渓相だった。 期待が膨らむところ、私は前日に釣りをしているので、PLAさんに最初やってもらうことに。 この時期に必ず岩魚が定位している流れの開きに毛鉤を落とすと、見事に岩魚が出てくる。



PLAさんが写真を撮っている間に、「もしかしてもう一尾いるんじゃないの?」と私も追い毛鉤を置く。 PLAさんが掛けた1mほど上流の流心である。 「出た!」なんと8寸の良型岩魚が毛鉤に食いついた。



もしかしたらこの川は桃源郷かもしれない。 二人ともそう思った。ところが後が続かない。 良いポイント、必ず付いているような場所に落としてもなかなか反応しないのである。 数百m遡行してそれぞれ2~3尾づつしか釣れていない。こんなはずではと思ったが、徐々に反応が見られるようになった。



予報は雨だったがほとんど降らなかった。 昼ごはんにしようと休憩に入った頃にポツポツと雨が落ちてきた。PLAさんは川で濡れるのは平気だが、雨に濡れるのは嫌だと合羽を着る。 私は最初からゴアテックスのジャケットを雨に備えて着ていた。 PLAさんが恒例の河原で沢の水を使ってコーヒーを淹れてくれる。



こういうのんびりした時間は何物にも代えがたい宝物である。コーヒータイムの後もポツポツと反応があり、まずまずの渓だという評価になった。



無理にお休みを取ってくれたPLAさんには感謝である。 仕事を始めた関係で金曜土曜の釣行になってしまった自分に合わせてくれて大いにありがたい。 帰りは寒河江までまた車内の会話を楽しみながら戻る。 その時間もプライスレスなのである。

釣行 2019年6月22日

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